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ICU.CCU.ER.COVID-19 感染者病棟で勤務しています。このblogでは『健康になる。健康を維持する。』をテーマにした記事を投稿します。

【看護の道】学生のうちに取るべき資格3選【茨の道】

Nurs.編集部です。今回は学生のうちに取るべき資格について説明します。そもそも看護って「サービス業」であり成果が目に見えづらいです。ですので学生のうちから「目に見える成果」である資格を取得し「実力の見える化」を強く強く強くお勧めします。なんだかんだ言って横並びに見える看護師も内情は超実力社会です。

ちなみに「今はまだ資格は早い」「お金がない」「時間がない」と思ってるそこの貴方。就職したからといって時間不足やお金不足はさほど変わりません。時間に関してはむしろ減ります。そして今からお勧めする資格は超メジャー資格で看護界で知らない人はいません。遅かれ早かれ取らなければならないので長期休暇を利用してさっさと取ってしまいましょう。

 

1.BLS

 

 

看護に関わる全ての人が必ず習得しているBLS。「誰かー!来てくださーい!」「貴方はAED、貴方は救急車を読んでください」のやつです。これを病棟に即した形で実践形式で習得します。病棟勤務していて、心停止している患者さんを発見した場合は即座にBLSを始める必要があります。そしてBLSは単に心臓マッサージの方法を教わるだけではありません。患者は1人だけの力では救えません。その場の人同士でペアを組み、実戦形式のチームワークを通してチーム医療の重要性についても理解することができます。

ちなみにBLSは5年毎に内容が改定されます。2020にはコロナ禍がありBLSの方法についても改定が行われています。適宜切り替えがされているようですが日本語版のテキストはまだ発売されていない様なので2015年度版のテキストのリンクを貼っておきます。

2.PEARS

 

 

乳児、小児版のBLSです。当たり前ですが、小児や乳児と成人では体の作りが異なりますよね。ですので蘇生法についても独自のやり方で蘇生を試みていくことになります。小児に関わる科を希望される方。或いは院内に小児科を有する施設でのICU、CCUを希望される方。こればっかりは「知らなかった」「出来ません」では到底済まされません。頑張って習得される事をお勧めします。

3.ACLS

 

 

BLSでは心臓マッサージを行いながら救急車の到着を待ったり、病棟だったらお医者さんの到着を待ったりします。でもACLSは「その先」の話です。

呼吸が止まってるから気管挿管しよう!心臓が止まっているから薬を打って心臓の動きを促そう!的な事を実践形式で習得していきます。少し難解ですが看護に関わる以上絶対に絶対に絶対に避けては通れません。ちなみにACLSの段階では患者さんには各種医療機材が装着され(モニターとか点滴とか)、お医者さんの指示の元動く必要があります。医学的な知識も少し必要とされますが大丈夫。やりながら習得すれば意外にもすんなり理解できたりします。

4.まとめ

各コースを修了するとバッジが貰えます。そして貰ったバッジは有資格者の証として社員証に掲げる事が許されている病院が多いです。

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特定分野を修了した実力者の証として、颯爽とバッジを装備して勤務に臨みましょう。看護師は目に見えないサービス業ですが、習得した技術と知識は必ずあなたと患者さんを守ってくれるでしょう。繰り返しになりますが、看護師になる前に!取れる資格は取っておくのが吉!

 

 

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