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ICU.CCU.ER.COVID-19 感染者病棟で勤務しています。このblogでは『健康になる。健康を維持する。』をテーマにした記事を投稿します。

【限界看護師】これからの看護師のキャリアプランについて【どこまで働く?】

今回は看護師のキャリアプランについて書いていこうと思います。

私は看護師歴でいうと6年目で専門卒にあたります。

職歴は大学病院のICU,CCUで4年間、市民病院で1年半ER、1年半COVID病棟と内科病棟の兼務してきました。

今年で33歳、そろそろ夜勤が辛くなってきたと感じています。

そんなおじさん看護師の私がこれからゆるく楽しく生きていくためにはどのような選択肢が最良なのか考察していきたいと思います。

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他院に転職するのはどうか

自分の職場に嫌気がさした時、真っ先に考えるのはこれですね。気がつくと転職サイトを開いてみる。誰しもが行う行動を私も御多分に洩れず繰り返してきました。

しかし思うのです。これだけtwitterinstagramで看護師あるあるが連日投稿され、頷いてしまう現状。あるあるに分かりみが深い時点でどの職場に行こうと結局やることなすこと変わらないのではないだろうかと…。

看護師の転職市場が活発で流動的なのはある意味看護師って「誰にでも出来る仕事だから」だと感じてしまいます。看護師のアルバイト情報なんてそこらかしこに溢れていますもんね。極論を言えば看護師免許さえあれば結局アルバイトでも行えてしまう程度の仕事がゴロゴロ転がっているのです。薔薇色の職場はない。転職しても結局何も変わらない確率は高いのではと考えています。

35歳限界説は看護師にも適当するかを考察してみる

転職市場には35歳限界説というものがあります。35歳を過ぎた人を新しく雇うより、フレッシュな人材を雇う方が末長く会社の発展に貢献してくれるというもの。しかしこの35歳限界説、看護師市場には当てはまらない気がしています。中年の看護師さんの転職など当たり前のこと。むしろ出産で退職した看護師さんの育児が落ち着き戻ってくるぐらいの年齢です。ただし年齢相応のスキルを持ち合わせていないと溶け込めないのも事実。若い子を手玉に取るか嫌われるかがチームワークに影響してきます。転職組はコミュニケーション能力や臨床能力も含めたパフォーマンスを高いレベルで要求される事が多いです。

一般企業に転職

では一般企業への転職はどうでしょう。看護師は接遇面が甘いと言われます。しかし我々も腐っても社会人として研鑽を積んでいる者である。マナーは学べばいい。では何が足りないのか?

看護師を生かせる職場はあるのか?

漫画ドラゴン桜の外伝「エンゼルバンク」で転職に悩む主人公に対し桜木先生がアドバイスします。「30を超えたら利息で暮らせ」と。

どういう事かというと30歳を超えたら今まで自分が磨いてきた能力を売って生活せよという意味だと受け止めています。私がこれまでに積み上げてきた看護能力が果たして利息を出せる程のものかはさておき、体力的にも能力的にも下降線を辿る一方の30代、この言葉は正しいと言わざるを得ないと感じています。一般企業に転職するにしてもそこは看護師としての能力をある程度活かせる職場であるべきです。

大学病院でMRの辛さを実感

看護師の転職先としてそこそこ人気がありそうなMR。現在勤めている小さな市民病院ではその影さえ見ることはありませんが、大学病院では夥しい数のMRさん達が医局の前に列をなし出勤する我々に「おはようございます!」「行ってらっしゃいませ!」と声をかけていたのを鮮烈に覚えています。(当然のように看護師は挨拶を返したり目を合わせたり会釈さえしません。)

そして時折開かれる無料の勉強会には日本各地の名店の弁当が並べられ、その数は食べ切れないほどでした。勉強会の人数が多ければ多いほど実績が評価される様だったので、勉強会担当の看護師は半ば無理矢理若い看護師を勉強会に出席させていました。勉強会は準夜帯に及ぶ事が通例で張り付いたような笑顔のMRさんのふとした真顔がとても辛そうだったのをよく覚えています。薬は創薬だけでなく、営業力もモノをいうんだという事を現場で嫌という程学びました。この世界に決して足を踏み入れてはいけません。

NST時代の忘年会〜給食業者の盛り上げ隊〜

少しばかり規模が大きい病院だとNST委員会というものが存在します。食欲不振や重篤感染症下にある患者の身長と体重から必要なカロリーを算出し(確かハリス・ベネディクトの式を用いていました)、不足しているカロリーを補うための知恵を出す。そんな委員会でした。

そんな折、病院の給食業者が切り替わりに伴い関係の深かった我々NST委員会は忘年会に参加する事になりました。

そこで繰り広げられる若き給食業者の必死の司会進行、カラオケやコスプレ、ダンスに至るまでの必死のパフォーマンスの数々。そして参加者のノリ。場を温めるような掛け声や合いの手を入れるが誰も心から楽しんでなく、まさに職場の付き合いである。私は決してこの世界にも足を踏み入れてはならない。

CRA,CROならどうか?

CRA、CROとは治験コーディネーターの事を指すらしい。看護業界に入る前、実は大学で法学を学んでいた私には最も関心のある分野であるといっても過言ではない。看護と法学。まさに「利息で生きる」に相応しい分野だと言えるだろう。給与や勤務形態の折り合いさえつくのであれば是非挑戦してみたいと思っている。

結局一番やりたいことって?何が自分にとって幸せなのか

現在私は曲がりなりとも中堅の立場にあり、月収はアルバイトも含め40万円強頂けている。頂いた給与のほとんどは実生活では使わずに株式に変えてしまっていて、もはや物欲もなくただただ穏やかな生活を送りたい一心なのかもしれない。今一番したい事は健康な体で居続ける事。次に健康分野に関するインフルエンサーとして独立した生計を立てたい。そう考えると看護師を続けつつ健康分野に関する情報発信をしていく事が一番良いのではないかと感じます。(きっと続く)

 

 

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