【家でも】オスバン消毒液の作り方【病院でも】
今日は経済的で誰でも簡単に入手できるオスバン消毒液について紹介します。
そもそもオスバンってなに?
オスバン消毒液はベンザルコニウム塩化物液です。病院では外傷の際や粘膜にも使える消毒液として広く用いられています。あと注射や点滴、採血の際などアルコールにアレルギーのある方に対してアルコールの代替消毒液として広く用いられます。
- 傷口をとりあえず消毒したい→オスバン
- 傷口を丁寧に消毒したい→イソジンで消毒した後オスバンでもう一回消毒
- 採血したり点滴の針を入れたい→アルコールorオスバン
こんなイメージです。兎にも角にも万能選手。
オスバンって一般人でも買えるの?
買えます。薬局でもインターネットでも買えます。そして基本的に薄めて使用するものなのでとても安い。
600mlの消毒液を200枚程度に薄めて使用するので実質120Lの消毒液を作成する事ができます。病院と同等の消毒効果を持つ薬液を自宅で作れるなんて素晴らしいの一言。
自宅での使用方法について
オスバンを自宅で使用する場合は
- 霧吹きに入れて散布(金属にも使用できます)
- 手指の消毒薬として使用(アルコールと違って手荒れしません。)
- 床拭きロボットに薬液を入れて床の消毒
我が家はこんな感じで使用しています。洗濯物の匂い戻り防止のためにも干したら一拭きしていますね。効果は抜群だ。
過去に床拭きロボットを導入して劇的に生活の質が上がった件をブログにしましたが、オスバン導入によって自動化に加え消毒効果も付与する事が出来ました。
足裏は汚れやすいため、消毒の必要性についても記事にしています。過去記事ではファブリーズを推奨しましたが、内容物をオスバンに変えるだけで経済性が向上します。
オスバンって新型コロナウィルスに有効なの?
オスバンは真菌(つまりカビ)に対しての消毒効果を示すものなのでウィルスに対しては効果を示しません。製造元の日本製薬株式会社のHPにもコロナに対する効果は確認していないと記載があります。
他方で濃度によってはコロナにも有効であるとの報告もあり意見が分かれている様です。いずれにしても身の回りを清潔にしておくことに意義はあると思いますし、アルコール等の消毒が体質的に難しいという方にはぜひオスバンをお勧めしておきたいと思います。
参考までに、オスバンの主成分であるベンザルコニウム塩化物液がコロナにも有効性を示すと主張しているサイトを貼付しておきます。
新型コロナウィルスは呼吸器感染症なので帰宅時にしっかりと手洗いやうがいを行って肺にウィルスが届かない様にしていく必要があると思います。
もっと手軽に使用できるオスバンってないの?
「オスバン、買ったはいいけど霧吹きを用意したり量を測って希釈したりで少し面倒くさい」と思われたそこの方。私も同じ気持ちです。
感染防御は日常的に行なっていく必要があるので何より手軽さが大事かなと思います。
日常的に使用でき、コロナにも有効な成分が配合されているオスバン。それがこちら。
こっちのオスバンは値段が比較的お手頃。普通に泡石鹸として使用できるので表面活性剤配合なのでコロナ対策にも問題なく使用できます。
こっちはオスバンの濃度が高めなタイプ。泡ぎれも良し。我が家はこっちを購入して使用しています。
オスバン消毒入り石鹸を使用してウィルス対策も細菌対策も同時に行ってしまいましょう。
おまけ・病院での裏話
病院ではお風呂に長期間入ることのできない患者さんがいます。(例えば意識がなかったり、人工呼吸器に繋がれててそもそも風呂まで移動できない、重篤な感染症を患っててお風呂に入ったら他の感染症に罹患してしまう等)
そんな患者さんにはベッド上で清拭と言って濡らしたタオルで体を拭いたりして対応しているのですが、脇の下や鼠径や陰部は汚くなりやすくカビが生えていることが多いです。
病院だと業者の関係もありコラージュフルフルという高額な商品をお勧めしているのですが、オスバンネオウォッシュだとコストも安く真菌の予防効果も期待できるのになぁ…とたまに思います。
もし近しい人が入院されている場合、差し入れてあげたりすると清拭の時に使ってくれますよ。
以前書いた記事です。
オスバンは消臭機能も抜群なので空になったファブリーズに詰め替えて職場で使っています。
こちらでは夜勤中使っている消臭グッズについてまとめているのでぜひご一読くだされば嬉しいです。
看護師がオススメする仕事道具についてまとめました。近々内容をアップデート予定です。