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ICU.CCU.ER.COVID-19 感染者病棟で勤務しています。このblogでは『健康になる。健康を維持する。』をテーマにした記事を投稿します。

【コロナ】過剰に恐れる必要はないという事【インフル】

Nurs編集部です。私はブロガーでもありますが現役コロナ病棟専従の看護師でもあります。

そんな私が思う最近のコロナの動向について買いていきます。

 

 

1.コロナにかからない様にするにはどうすれば良いのか

はい。以前も【家庭でできるコロナ対策】をテーマに記事を書きました。でもみなさん普段仕事やら学校やら行くでしょうし習い事やらお付き合いやらお買い物とかも行くでしょう。結論、100%の感染防護は不可能ですのでできる事やってリスクを減らしましょうという話にしかなりません。だってコロナに感染していても症状が出ない人ザラにいますから。

じゃあどうやって感染リスクを下げていくのかという話ですが、コロナは呼吸器感染症です。なので気管内分泌物(つまり痰)を自分の気管に入れない様にすればOKです。具体的にはマスクをしましょう、咳してる人には2m以内に近づかない様にしましょう(咳って痰やら唾が水蒸気レベルで細かくなって飛ぶからね)、水とか飲む前に手洗いをしてからうがいをしましょう。が誰もが出来る感染対策になりますよね。

ちなみになんですけど、症状ない人はウイルスの力が弱いので基本的に感染力は低めです。なのでコロナで隔離すべき人も症状消失後72時間経てばPCR検査せずに(つまり陰性確認せずに)大部屋に移動します。コロナを過剰に恐れる必要なんてない、というのが今の私の印象です。テレビで盛んに報道されてる様な味覚症状が残っちゃった、みたいな人も今の所見ません。ただ肺が炎症で繊維化して一生酸素必要かなって人はちらほら見ます。

 

 

 

2.コロナにかかったらどうなってしまうのか

自覚症状としては発熱して気付く人がほとんどです。パターンとしては発熱後、保健所に相談して発熱者外来を受診後、PCRで陽性が判明入院or自宅療養orホテル隔離ですね。

  • 基本的に症状がない「軽症者」が自宅待機
  • 酸素投与を必要とするor現時点で酸素投与が不要でも重症化するリスクが高い人=「中等症」これは入院して経過観察が必要です。
  • 呼吸器やECMOが必要=「重傷者」有無を言わさず即入院です。三次医療機関など、基本的に高度な医療機関に入院する事になります。

入院の場合は発症10日経過or症状消失後72時間経過が感染力減衰の目安となります。当たり前ですがその間は隔離です。時間の無駄なのでコロナに罹患しづらい生活様式が日常生活に於いても必要ですよね。

 

 余談ですが、アメリカで死亡率が高くなっている原因の一つとして病院受診の習慣がない事が挙げられます。ギリギリまで耐えてしまうんですね。最近だと国会議員が病院に向かう車中で亡くなられた事が記憶に新しいかと思います。

病院受診の一つの目安として「パルスオキシメーター」があります。最新のApple Watchにも搭載されている機能の一つですね。これが90%を下回ると確実に酸素投与が必要です。上に挙げた「中等症」=入院加療が必要の一つの目安ですね。高齢者だと呼吸が苦しくても気が付かない方もいらっしゃいます。ですので体温と同じ様に家庭で測定する習慣を取り入れても良いのかなと思います。

 

 

3.新しい生活様式は当面続くよというお話

よく聞く『コロナ終わったら〜しよう』的なお話。そんな日って本当に来るのかな、と思います。

コロナ以前の世界でも呼吸器感染症って空気感染やら飛沫感染やら多かったです。結核とかインフルエンザとか普通の風邪とかね。新型コロナウィルスに限らず、また新たなウィルスが誕生する可能性なんて普通にありますよね。当然ながらウィルスは宿主を介さなければ感染できません。なので新しい生活様式、コロナ以後もずっと続けていかなければならないのかなと思います。悲観する事なんかないです。人類はずっと進化してきたんだから。お腹が空いたからといってマンモス狩りに行ったりしなくて済むのも進化のおかげです。新しい生活様式もいずれ定着し当たり前になっていくでしょう。元の生活様式は欠陥だらけで脆弱です。もう忘れて切り替えましょう。

 

4.生活習慣を正そう

嘘偽りの多いテレビ報道でも『これは正しいな』と思う事があります。予後に基礎疾患の有無が大きく関わるという事です。もちろんもうかかってしまった病気は致し方ないとしても、予後まで諦めることなんてありません。生活習慣を正して長く健康でいるための努力が必要です。具体的にはメタボリックシンドロームにかからない様にしましょう。生活習慣病を遠ざけるための健康習慣を手に入れましょう。清潔な環境下で過ごせる様対策を徹底しましょう。

自分の体は物じゃないから買うことも交換することも出来ません。自ら病気を近づける事はしない様にするしかありません。最後は自分で健康を手に入れるしかないのです。

このブログでは健康に関する情報発信していくので少しでもお手伝いできたらなとも思います。

 

追加情報

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