【お口5454】知られざる口腔ケアの世界【歯ブラシ5454】
Nurs.編集部です。今日は知られざる口腔ケアについて話していこうと思います。
『口腔ケア』はつまる所『歯磨き』の事ですね。意外にも『歯磨き』は病院内でもかなり重視して行います。意識がなかったりして自分でできない人は看護師が容赦なくゴシゴシ歯磨きをします。
何故そこまで歯磨き重視するのか。説明していきましょう。
1.口は肺と繋がっている
食べた物は胃に入る。これは一般常識でもありますが稀に肺に入ってしまうこともあります。誤嚥と言われる現象です。むせ込みとも言いますね。この現象からも明らかな様に口は肺とも繋がっているのです。だって口呼吸できるでしょ?笑
口の中汚いとむせこんでしまった時、肺の中も汚染されてしまいます。なので口腔内を綺麗にしましょう。肺炎予防にも最適です。
ちなみに私がICUで働いていた頃、CPCという成分を重要視していました。当時は知る人ぞ知るCPCでしたが最近では阿部寛さんなどが普通にCMしてますよね。医学的にも効果が認められているので是非活用しましょう。
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2.歯の神経は全身に繋がっている
虫歯を放置していたら心筋炎になってしまった!みたいな話、聞いたことありませんか?実はこれ事実です。
虫歯(正式名称はう歯って言います)を放置すると近くを司る神経が死んでしまい痛みを感じなくなります。痛みを感じなくなると自覚症状がないので治療が後回しになり虫歯がどんどん進行しやがて菌が全身に回ってしまうでしょう。ちなみに歯は最も重要な臓器である脳にとても近いです。虫歯は放置せず直ちに歯医者に行きましょう。何もなくても半年に一度は歯科で定期検診を受けましょう。日本は世界でも数少ない歯科検診に保険診療が適応される国でもあるのだから。
3.歯は栄養摂取に影響する
長寿な方は歯が揃っていることが多いです。何故かというと、歯本数=栄養摂取に影響するからでしょう。当たり前の話ですが歯がない人は健常者と同じ食事を食べられません。流動食とか、ミキサー食になります。でも正直あまり美味しいとは言えませんね。きっと食べてる本人も同じ様に感じていると思います。だからこそ食事摂取量がだんだんと低下していきやがて低栄養状態になり、感染症に罹患したり痩せ細って生気を失っていったりします。歯はいくつになっても食の楽しみを与えてくれる何よりのスパイスなのです。日頃からメンテナンスを欠かさず行い、限りある永久歯を出来るだけ残す努力を始めてみては如何でしょうか。
追加情報あります
口腔ケアとコロナ感染との関連性について記事にしました。よろしければご覧ください。