【それってどうなの?】コロナ病棟ナースが考える家庭でできる感染対策5つ【清潔】
Ners.編集部です。コロナ禍で連日新規感染者が大変な事になっていますよね。私は中等症(酸素を必要とする患者)の受け入れ施設で勤務しています。正直、95%以上の方は軽快退院していきますが、コロナに罹患する事での隔離期間、世間体などを考えると罹らないほうがはるかにいいです。また感染者が増加する事による医療体制の逼迫も大変な事になっています。ですので今こそ家庭でできる感染対策について考えてみました。小さくても、まずはできる事から。
1.毎日洗濯が基本です
花粉症の時期、外から来てきた洋服は速攻で洗濯しますよね。衣類には花粉だけでなく咳やくしゃみ等から発生する細菌やらウィルスやらいっぱい付着しています。(そもそもビジネスマナーで建物の中に入る前にコートを脱ぎましょう的なアレ、普通に考えてコートが汚いからですよね。)
不潔この上ないので選択しましょう。間違っても外出用の服を着たままベッドにダイブすることのない様に。またコート類など毎回選択できないよ!という方はファブリーズなど衣類専用の殺菌剤を使用しましょう。最近はアルコール成分入りのファブリーズも販売されています。
2.食洗機を使おう
当たり前ですが食器は直接口に入るもの。食器が汚れているならばそれを食べた私たちも無事ではいられません。食洗機の洗剤は一般的に手洗い用より高濃度で殺菌作用が強く、高温で長時間洗われるので清潔です。しかもスイッチひとつ押すだけで完璧に洗ってくれます。この機会にぜひ食洗機の導入を検討してみてはいかがでしょう。
ちなみに我が家の食洗機は工事不要、電源のみで使用できるタイプです。ファミリーだとちょっと狭いかもしれませんが2人までなら割と余裕があります。
3.手洗いうがいはアタリマエ
外から帰ってきてそのまま手すりやドアノブを触っていませんか?折角清潔にした手も、不潔な場所に触れると汚染されてしまいます。帰宅したら極力素早い手洗いうがいを習慣付けましょう。また一家に一つ手指消毒用のアルコールもあれば良いですよね。病棟ではナース1人1人が携行し全ての作業前後に必ず手指消毒を行います。1日2〜30回ほど使用しているのですが、それでも1ヶ月程は持ちます。手も意外と荒れにくいですがこれは個人差がありそうです。ちなみに私ががっつり荒れています。
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4.侮れない!加湿器パワー
全看護師が知っています。加湿をしましょう。
湿度が失われると鼻やノドがカピカピになりますよね。そうすると気管内分泌物である『痰』もカピカピになってしまい細菌やウィルスを絡め取ってくれなくなります。その結果呼吸器感染症に罹患しやすくなってしまうのです。
ただし!加湿器選びにはポイントがあります。加湿器に使用するのは当たり前ですが水です。ですがこの水が不潔になっていると当然ながら部屋中に不潔な水蒸気がばら撒かれる事になるでしょう。(温泉でよく発生するレジオネラとか発生しやすいです。肺に感染するとレジオネラ肺炎に。高齢者のいる家庭は注意しましょう。)
毎日水を入れ替えられるのであれば加湿器は何でも構いません。自信がない人はちゃんと加熱式のものを購入しましょう。
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少し難しい話なのですが、湿度は体感温度にも影響します。例えば真夏の30℃と真冬にガンガン暖房使って得た30℃って違いますよね。これは湿度が関係しています。100℃のお湯に浸かるのは無理でも100℃のサウナには入れますね。これも湿度です。
湿度は当たり前ですが空間中の水分量です。湿度が高いと熱を持った水蒸気が体に纏わり付き暖かく感じます。夏に除湿すると涼しく感じるのはこのためですね。とにかく冬場は加湿!悪いことは一つもありません!加湿加湿加湿!
5.感染予防にはこのサプリ
『必須』脂肪酸、『必須』アミノ酸など、『必須』がつくものは体内で合成することができず、必ず食物から摂取する必要がありますよね。でも普通に食事をしていれば極端に脂肪やらアミノ酸(タンパク質)が不足する事ってないんじゃないかなって思います。
むしろ不足するならビタミンかなって思います。ビタミンCは大航海時代に偶然オレンジから発見されました。壊血症予防のためのアレですね。体感で恐縮ですが今年はまだ風邪にかかっていません。因果関係は不明ながら密かにビタミンCのお陰と思っています。
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